kokoro art wall

kokoro art wall
プロジェクト

心は見えないけど感じることができる。

身近な心に目を向けるきっかけ、
心の世界から見た世界。

kokoro art wall

「kokoro art wall」プロジェクトは、心の可視化を通じて人々が心に対する認識を深め、より深い人間関係と社会を創出する取り組みです。
心の存在は私たちにとって当たり前すぎるがゆえに、その重要性が見落とされがちです。心は物理的には見えませんが、私たちの行動や感情、価値観の中心です。このプロジェクトでは、心の存在に改めて気づくための方法を模索します。
心が持つ言葉を感じ、共有する場所を作り出すことで、人々が心に対する認識を深めることができると信じています。この壁は心が繋がり、交差する場所となります。

背景

心は目には見えません。
見えないから、心を意識した関わりを忘れがちです。
生身の私たちには心があります。
まずは、そのことに改めて気づく必要があります。
当たり前過ぎて、見落としやすい大切なことの中に「心」の存在があります。
もし、心が見えたらどのように、その環境は変わるでしょうか?
この問いから「kokoro art wall」は生まれました。
とてもシンプルな行為ですが、凄い力を持つアート作品が生まれます。

コンセプト

見えない心をアートで可視化する。
もしも「心」が可視化されたら社会はどう変わるのかを感じることができる参加型のアートプロジェクトです。
本プロジェクトでは「心や気持ち」といったことを感じる事が出来る場所をみんなで作り、その「心や気持ち」を共有し合うことで、心の認識を深めることができます。見えるものが全てではないと、きっと多くの人は知っているはずです。でも実際の生活の中では、つい目に見えることを大切にしてしまいがちになっていないでしょうか。
私は、その中で心が置き去りにされてしまうことも沢山あるのではないかと感じています。
同じテーマを共有した時、その共有した人の数だけ思いがあります。
その共有により、自分が気づかなかった視点にきづき、今まで感じられなかったことが感じられるきっかけになるのではないかと思っています。
その心の多様性を知り、心を身近に感じられる場所を作ることで、目に見えない大切なことに改めて気づける場所を作り、心が大切にされた社会になるようにしていきたいと思います。
また、その都度、いろんなテーマで問いかけ、その時思ったことを共有することで、きっと行動が変わるきっかけになると思います。

方法

➀共有するテーマを決めます。
➁それについて1人1人どう思うかを考えます。
➂その思ったことを紙に書き出します。
➃書き出した紙を壁に貼っていきます。
➄ kokoro art wallとして展示します。

方法の詳細

➀ 問いかけるテーマ

共有するテーマについては、例えば、身近にあるありがとうや、嬉しかったこと、戦争についてなど、といったテーマを設定していきます。
「もしも心が目に見えたら」ということを丁寧に感じながら、上記のようなテーマについて考えます。

それによって私たちの生活や関係性はどのように変わるのでしょうか。心の可視化は、見えるものだけが全てではないという認識を深めるきっかけを創り出します。

➁社会への反映

kokoro art wall の中で、テーマについて「参加者1人1人がどう思うか」を、お互いにシェアしていきます。そこから生まれるコミニケーションや発想が、心を大切にできる社会性をより深めてくれるのではないかと私は期待をしています。kokoro art wall は、心が置き去りにされやすい現状を変え、心の存在をより身近な意識として感じる場の創出を目指しています。

➂参加者の表現

各参加者はテーマに対する感じたことを紙に書き出し、自らの心の一端を可視化します。
それに基づいて参加者一人一人が自己の心(思い)に向き合います。

➃生まれた気持ちの共有

「一つのテーマを考えるだけでこんなにも沢山の心があること」を改めて感じる場所を作って行きます。多くの心と心が繋がる壮大なアートを自分たちで作り、感じたその経験は新たな物事の受け皿にもなるのではないでしょうか。

➄ kokoro art wallの展示

プロジェクトの成果物として、心を感じられる場所が増えて行きます。参加者によって可視化された「心」の多様な在り方を社会において提示するかたちを作ります。このkokoro art wallを継続して行なっていくことで、社会の中で自分たちが向き合う「人達」がそれぞれ多様な心を持っていることを実際に可視化し発表します。これが、社会生活において、心を無視しない生き方の重要性を改めて感じる場の創出となると信じています。

テーマ事例

➀身近にある「ありがとう」
➁嬉しかったこと
➂悲しかったこと
➃戦争について
➄今の社会について、などを扱いながら心の可視化をしていきます。

西濃学園 kokoro art wall 導入事例

今回、西濃学園さんで導入いただいた、kokoro art wallのテーマは、「ありがとう」です。日常にある様々な感謝に生徒たちが自分なりに目を向けて、「身近にある「ありがとう」を探しました。

西濃学園さんからのメッセージ

日本一心温まる学校にしたいという学園の目標に、必要なアート体験ではないかと思いました。改めて、身近にある誰かのおかげに気付くことは大切な視点です。その大切な視点を、生徒・教員含め、学校全体でより身近に感じ、習慣にできるようにしていきたいと思います。また、身近にある「ありがとう」に意識を向けることは、前向きに相手に心を開いていくことになるので、より温かな関係が生まれるのではないかと期待しています。

Kokoko art wall の全体図

ありがとう双葉カードのご紹介